克己心とは違う意味で

 今日、職場の人間と話をしていてドキリとすることがあった。
「俺は、昔より確かに体力も、体の回復力も落ちてはいる。しかし、総合的に昔の自分と戦っても勝てる」相手はこう言いのけた。つまり、過去の自分を相手に戦いのシミュレーションをすれば、自分が勝利するということだ。
 戦いの中身は、どうにでもとれる。スポーツでも、仕事でも良いだろう。だが、単純に勝つか負けるかと言われた時、直感的に自分の持っているあらゆる要素を含んだなにかを問われたような気がした。
 たぶん現在の自分は、15年前の自分に負けてしまうだろう。そこに至らせてしまう、現在の生活で欠けているものがあるのだろう。本気で、何とかしなければと思った。