フィルムの画質はやっぱり良い。

 最近の特撮の、クリアーな画像がどうもよくないと感じていた。CGにしろ、ビデオの画像にしろ、どうも自分としてはなじまない。幼い頃に植えつけられたフィルムの画質がなんとも心地よい。

 以下、ストーリーで感じたこと。
 昔は、ウルトラマンの23話「故郷は地球」、ウルトラセブンの26話「超兵器R1号」や42話「ノンマルトの使者」、帰ってきたウルトラマンの33話「怪獣使いと少年」に代表されるような(他にもたくさんある)忘れられない作品が多かった。最近、特撮関係でこういった作品は見ることができない。今の時代は、もうあの頃の力強さは失われてしまったのだろうか。
 社会的なテーマを子供むけの作品に反映させることの是非の論議はあるとは思うが、そうだとしても、これらの作品は傑作である。そしてこれらの作品が今でも心を捉えていることは、残念ながら、当時の問題が根本的には解決されず、現在もいろいろと形を変えて残っていることの証しなのであろう。